大分県の新型コロナウイルス感染症対策本部及び社会経済活性緊急推進本部の合同会議は25日、県民へのお願いと今後の対応について発表した。
25日から東京都、大阪府、京都府、兵庫県に3度目の緊急事態宣言が発せられ、九州内でも、大分県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県で感染拡大がみられる。このままでは「まん延防止等重点措置」の発動も念頭に置かなければいけない「感染ステージ3」が視野に入ると危機感を示している。
また、変異株によって状況が一変しており、3月21日に初めて確認されて以降は、約8割が変異株(疑いを含む)となっている。4月に入ってからは、6件のクラスター(集団感染)が発生している。
人の往来が増えるゴールデンウィークを前に、「これまでの取り組みでは、さらに悪化する恐れがある」として、ゴールデンウィーク明けの5月11日までの間、もう1段階強化した取り組みとして▽県外への移動・往来の自粛▽これまでクラスターはないが、安全に安心して旅行をするための旅館・ホテルにおける感染予防対策の再徹底▽大人数での会食の自粛▽カラオケの自粛▽基本的な感染防止策の徹底▽業種ごとに定められたガイドラインを守り、警戒を怠らないーを強く要望。コロナを封じこめるためには、これまで以上の1人ひとりの自覚と行動が重要になることから、「今がコロナ封じ込めの正念場」として、感染予防対策の徹底を再度呼びかけている。