大分県と大分市は24日に1205件、25日に379件のPCR検査等を行い、24日は76人、25日は63人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。変異株ウイルス(疑いを含む)が多く、急激に感染が拡大している。
大分市でのカラオケに関係する感染者が2日間で新たに32人確認されたことや、結婚式の二次会の会食によるクラスター(集団感染)、佐伯市でもカラオケクラスターが発生しており、11人の感染を確認。日田市のスナックでの感染も合計15人になるなど、多くのクラスターが発生している。
感染の状況を示すステージは、病床利用率で24%、人口10万人当たりの1週間の新規感染者が23・17人となり、県は25日に「ステージ2」に引き上げた。県内の感染者は計1641人となった。
別府市の新規感染者は2日間で5人。60代無職男性と70代無職男性は23日から症状があるが、感染経路は不明。70代女性も陽性となったが、詳しいことは調査中。40代パート従業員の女性、30代パート従業員の女性はそれぞれ家族の感染が確認されている。
大分市92人、日田市22人、臼杵市2人、佐伯市11人、豊後大野市、玖珠町、国東市、竹田市、由布市、杵築市が各1人で、県外の感染者も1人いる。カラオケ関連での感染者が2日間で43人と3割を占めている。また、会食や家庭内、職場内での感染も増えていることから、親しい間でも会話をする時はマスクを着用し、手指の消毒をしっかりするなど、感染予防対策をこれまで同様に徹底することが重要となる。