大分県と大分市は8日に1826件、9日に446件のPCR検査等を行い、大分、別府、日田、宇佐、津久見、竹田、佐伯、豊後高田、中津、由布、臼杵の各市、日出、玖珠、九重の各町、姫島村、県外の10歳未満から80歳以上の男女107人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。8日は93人で、1日あたりの新規感染者としては最多となり、100人に迫る勢いとなった。9日は74人。県下の新型コロナ感染者は計2391人となった。
現在、大分県の感染状況を示すステージは「3」だが、病床使用率は50・5%、人口10万人あたりの1週間の新規感染者は25以上で、いずれも「ステージ4(爆発的な感染拡大)」の状態になっている。
2日間の感染者のうち、感染経路不明者が86人となっており、市中感染が危惧される。家庭内感染45人、知人から11人、会食7人、飲食店利用6人、施設内4人、県外での感染3人、カラオケ関連2人となっている。親しい人との間でも、「新しい生活様式」を守り、会話をする時にはマスクを着用し、こまめな手指の消毒などの徹底が必要となる。
別府市は2日間で10代から80歳以上の男女16人が感染しており、経路不明は7人、家族5人、知人4人。
最も多いのは、大分市で99人。日田市8人、由布市7人、宇佐市6人、中津市5人、臼杵市4人、津久見市と竹田市が各3人、日出町、玖珠町は各2人、姫島村、九重町、県外は各1人となっている(いずれも2日間の合計人数)。
現在、197人が入院、265人が宿泊療養、入院調整中も179人いる。すでに退院した人は1722人。死者は28人。