大分県と大分市は14日、2420件のPCR検査等を行い、大分、別府、由布、豊後大野、日田の各市と玖珠町、県外の10歳未満から80歳以上の男女102人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者が100人を超えるのは初めて。また、入院中の60代の患者が死亡。県内の感染者は計2768人、死者は32人となった。
10万人当たりの1週間の新規感染者は47・93人で、過去最多。病床使用率は「ステージ4」基準となる50%を6日連続で上回るなど、感染が拡大している。由布市では、2つの小学校など3つのクラスター(集団感染)が起きたことから、感染者が急増している。14日発表分では、由布市の児童36人、教職員3人の感染を確認しており、引き続き、検査を行っている。
感染経路は、学校が39人と最も多く、家族24人、職場8人、知人2人、県外1人で、「不明」も28人と依然として多い。
別府市は20代から80歳以上の男女8人の感染が確認された。感染経路は、職場2人、知人1人で、経路が分かっていない人も5人いる。その他の市町村別では、大分市43人、由布市40人、佐伯市5人、豊後大野市3人、日田市、玖珠町、県外が各1人となっている。