6月は「環境月間」。昭和47年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して、6月5日を「世界環境デー」に定めた。環境について考る機会にしてもらおうと、平成3年度から6月を「環境月間」としている。
一般社団法人大分県産業資源循環協会別杵国東由布支部(山下唱徳支部長、41社)は1日午前8時、九州横断道路沿いで街頭啓発を行った。別府市、杵築市、国東市、由布市、日出町の行政関係者も一緒に約30人が参加して、不法投棄防止を呼びかける横断幕やのぼりを持って約40分にわたって呼びかけた。この日は、県下の6支部が一斉に各地で啓発活動を行った。
また、今年は、災害廃棄物対策会議を開いた。協会では以前から、大分県と災害協定を結んでおり、災害発生時に災害廃棄物が出た際には、応援要請を受けて処理などの協力を行う。
昨年7月に発生した豪雨災害をはじめ、各地で災害が多くなり、いつ発生してもおかしくない状況にある。いざ災害が発生した際に、具体的な想定をしながら、行政と連携を取れるように実務者レベルの意見交換を初めて実施した。
会議では、災害廃棄物の適正処理についての映像を上映し、由布市環境課の平山浩二主幹が事例を発表し、災害廃棄物の仮置き場における管理等をプロである協会が担えることが望ましいことなどについて話し合った。
山下支部長は「行政の担当者と顔合わせや意見交換をしておかないと、初動対応が遅れる。由布市での仮置き場は道幅が狭く、一部使えないなどということもあった。廃棄物についての知識はあるので、それをどう生かすか、具体的にどう管理するかを意見交換しておくことが大切だと思う」と話した。