日出町はこのほど、令和2年度の中小企業支援施策の実績を公式ホームページで公開した。
その中で、新型コロナウイルス支援施策では、中小企業等事業活動維持支援補助金(新型コロナに関連した融資に対して、融資額の3%を補助、上限30万円)は、302社から311件の申請があり、5295万1千円を支給した。
中小企業等賃借料等補助金(家賃又は光熱水費に対する3分の1相当額を6カ月、上限は家賃は20万円、光熱水費は10万円)は、325件、3261万3400円。内訳は、家賃補助が103件、1451万3400円。光熱水費が222件、1810万円だった。
雇用維持支援金(従業員1人につき1~2万円、上限300万円)は34件、965人分の申請があり、1624万2千円を補助した。
また、経営が厳しい飲食店を支援するため、テイクアウトの開始費用として一律10万円を補助や中学生以下の子ども1人につき5千円分の商品券を配布した「ひじYEAH EAT!」事業を実施。51件の申請があり、510万円を補助し、子育て支援として3863冊を配布。利用率は95・9%となっている。
宿泊業を支援するための事業として、町内宿泊施設利用拡大支援事業を展開。1人1泊につき最大3千円を補助。新型コロナ感染拡大によって一時停止した期間もあるが、7施設で延べ5696人、約1700万円を補助した。
町内の登録店舗等で使用できる「ひじまちKIRARIプレミアム商品券事業」や「町内温泉施設支援事業」も行い、商品券と入浴券がセットになったものを販売。1億6703万7千円分を発行。1億6620万円が換金されており、換金率は99・5%で、入浴券の利用率は39・8%。
他にも、事業者向けの補助金等の申請手続き支援やセーフティネット保証認定も行い、新型コロナで経営が厳しい中小企業の支援を行ってきた。まだまだ厳しい状況が続き、先が見通せない中、現在も様々な支援策が行われている。