ひじ町ツーリズム協会(会長・本田博文町長)は、二の丸館内飲食スペースの活用として、日出町商工会と連携してチャレンジスペース「茶時 まるに」を行っている。
二の丸館は隣接する深見記念館と共に、7月からツーリズム協会が日出町から指定管理を受けて運営を行っている。「まるに」は、これまでも飲食店が入っていたが、現在は空きスペースとなっていることから、起業を目指す人やすでに起業している人がアンテナショップのように使える場所として提供している。
「茶時」は、「ちゃどき」と読み、カフェタイムやランチタイムのひと時を意味する。「まるに」は二の丸館からセカンドストーリーを応援するなどの意味を込めた。
1カ月10日間、半年継続して借りることができる。営業時間は午前10時から午後4時までだが、店舗によって営業時間は変わる。厨房の設備や食器なども揃っており、気軽に始めることが出来る。利用する人は、食材を準備するだけですぐに営業可能。9月1日からグランドオープンしており、4日にブラジル料理の店が出店するのが本格スタートの第1号。その後も、ネパール、インドネシア料理(テイクアウトのみ)が6日に、別府市にあるレフト・アローンが8日にハワイアンカフェを開くなどの他、パン、クレープなどの店が出店を予定している。出店予定は「ひじナビ」やツーリズム協会のフェイスブックにも紹介している。
現在はコロナ禍で飲食店は厳しい状況にはあるが、ツーリズム協会では、二の丸館を中心に賑わいが生まれ、店を経営してみて日出町で起業する人が出ることを応援する。出店に関する問い合わせはツーリズム協会(電話72・4255)へ。