別府翔青高校で「職業人に聞く」

大分みらい信用金庫の園田悠貴さんが講話した

 大分県立別府翔青高校(阿南典久校長)は1年生探究学習「職業人に聞く」を21日午後2時40分、同校で行い、1年生244人が受講した。
 進路探究の一環として、実際に職業に就いて仕事をしている社会人に話を聞くことで知見を広げ、自分の生き方・あり方や進路も苦行を明確にすることが目的。
 はじめに、応接室に講師が集合し、阿南校長が「皆さんの話を聞き、今後の進路の選択肢になります。それぞれの教室にいる生徒は、皆さんの職業に興味がありますので、よろしくお願いします」とあいさつ。その後、講師は担当の教室に向かった。
 312教室では、大分みらい信用金庫人材開発部主任の園田悠貴さんが生徒18人に、具体的な仕事内容などについて話した。
 金融機関の役割を「経済を人間の体に例えると、お金は体の中を流れる血液のようなもの。人間の体は血液がうまく体内を循環しなくなると具合が悪くなり、経済もまったく同じ。金融機関はこうした危機的状況を救う役目を担っている」と説明。
 信用金庫の強みを▽存在意義=地域で資金を循環させて、地域経済に貢献する。中小零細企業に積極的に融資する▽強み=地場産業の困りごとは、どこよりも知っている。親身な姿勢、最後まで支援する姿勢、地域密着の姿勢―とした。「他の金融機関がまねのできない難しいことで、一緒に育っていく金融」と述べた。生徒は、メモを取りながら話を聞いていた。
 他のクラスでは、公務員、看護師、医療関係、ブライダル、ホテルなど計12人の職業人が講話した。