「忘年会」やりましょう!

 ◇……大分県商工観光労働部(高濱航部長)はこのほど、県内各企業団体に「年末に向けた忘年会等について」異例の呼びかけを行った。収束の兆が見えはじめた新型コロナウイルス感染症、経済再活性化に向けた緊急提言。以下原文を紹介する。……◇

 新型コロナウイルス感染症の県内感染状況は、県民の皆様のご協力により10月14日にステージ1となり、大分県新型コロナウイルス感染症対策本部と大分県社会経済再活性化緊急推進本部の合同会議においても、これまでの取組を検証して次の流行に備えるとともに、今後は、日常回復に向けて、より一層、社会経済の再活性化に力を入れていくことが確認されました。
 これから年末年始を控え、会食の機会も増えてくる時期となります。ワクチン接種も進み、また、県外含め感染状況も落ち着いていることから、職場での忘年会など参加者が特定されている場合は、少人数や短時間である必要はありません。
 ただし、少人数はもとより、大人数の場合は特に、参加者の体調管理や常時換気等の感染対策をしっかり行っている第三者確認「安心はおいしいプラス」の登録店舗の選択に加え、飲食前後や席を離れる際の適切なマスク着用といった他グループへの配慮
をお願いします。
 皆様におかれましては、上記に留意しながら、会食を楽しんでください。なお、県内旅行を楽しんでいただくため、3月20日から、一部期間を除き、「新しいおおいた旅割」を実施してきています。
 旅割は、県全体では利用率32%にとどまっており、まだ十分な取扱量が残っています。一部の旅館・ホテルや旅行会社では既に取扱いが終了していたことから、11月9日に追加で配分させていただきました。
 県としては、「旅割」の恩恵が県内多くの事業者・地域に幅広く行き渡るよう、機運の盛り上げ等実施してまいりますので、皆様も、ぜひこの機会に、県内旅行をお楽しみください。

 コロナ禍に加えて、原油高によるガソリンや軽油の価格高騰の影響も拡大しています。県では、年末に例年開設する資金繰り相談窓口を前倒し、11月15日開設しました。原油高への対応も含めた支援に万全を期しています。社会経済再活性化に向けて、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。