㈱アマネク(安達禎文代表取締役社長)は別府市駅前本町に「アマネク別府ゆらり」を4日、オープンさせた。
外観はアスファルトの打ちっぱなしのスタイリッシュなデザインで、エントランスに入ると、7㍍の吹き抜けに竹細工をアレンジした現代アート、ガラス張りの広い空間で開放感のあるロビーとなっている。
屋上にはインフィニティプールがあり、約50㍍の高さから別府の街や大自然の山並みと海を望め、サウナテントも設置されている。14階には大浴場があり、町並みを眺めながらゆったりと過ごすことが出来る。
客室は、全部で191室で、ダブルルームや最大6人が利用できるジャパニーズスパスイートなど8タイプの部屋がある。天然木を使用した「和」を意識した上質な高級感あるデザインになっている。室内のテレビやエアコン、電灯などはタブレットで操作することができ、大浴場やプールの混雑状況を確認することも出来るようになっている。
また、同ホテルは「地域活性化ホテル」と名づけ、新しい機能として、部屋のカードキーを使って街中の飲食店での清算をルームサービスのように部屋に「ツケ払い」ができるシステム「HEYAZUKE」を導入。現在は30店舗ほどが参加しているが、今後、加盟店を増やしていくことにしている。
ホテル予約時からチェックアウト後までチャット機能を使い、街と繋がる「トラベル・トーク」や、退出時に室内のタブレットを使って「HEYAZUKE」の清算ができて、スムーズにチェックアウト出来る機能も備えた。予約はインターネット(https://amanekhotels.jp/beppu/)からできる。問い合わせは電話76・5566へ。
4日午前10時から、オープニングセレモニーが行われた。安達社長が「リゾートホテルや旅館を運営していますが、施設内でなるべくお金を落としてもらおうというのがほとんどでした。外でご飯を食べてもらおうと思い付き、スタートしました。飲食店が一定程度集積し、交通の便がよく、温泉がある所をキーワードに探し、別府にしました。以前は、浴衣の袖が触れ合うほどの人がいたと聞きます。その風景を再現したい。回りの皆さんにも一緒になって取り組んでもらい、地域活性化ホテルにしていきたい」とあいさつ。
来賓の長野恭紘別府市長、岩屋毅衆議院議員、安達澄参議院議員が祝辞。西謙二別府商工会議所会頭の音頭で乾杯をして開業を祝った。引き続き、テープカット、内覧会を行った。