別府市社会福祉協議会と県建築士会別府支部

災害ボランティア活動の連携に関して協定を交わした

 別府市社会福祉協議会(会長・長野恭紘別府市長)と、公益社団法人大分県建築士会別府支部(浅野健治支部長)は、「災害ボランティア活動の連携及び協力に関する協定」を結び20日午前11時、別府市役所で締結式を行った。社協がボランティア活動に関する協定を結ぶのは、3団体目。
 近年、自然災害が頻発し、九州では豪雨による被害が毎年のように起きている。昨年は7月豪雨で大分県内でも4カ所の社協が災害ボランティアセンターを設置し、運営を行った。別府市においても、万が一の時に、被災者支援活動を効率的かつ効果的に行うため、連携することになった。
 応急危険度判定などを中心に、災害ボランティアセンター運営に必要とする業務や平常時における情報交換及び研修・訓練などを行う。
 締結式には、別府支部から浅野支部長、幸孝文、籠田真一郎(市都市計画課長)両副支部長、小山秀輝青年部長(市施設整備課)が出席。
 浅野支部長と長野市長が協定書に署名した。浅野支部長は「私たちは個人の会なので、これまでは自分たちのための活動をしてきした。4年前に公益社団法人となり、一般の人にもどう貢献するかを考えてきました。6年前の熊本地震では、別府市の職員と手を取って被害家屋の調査を行いました。一致団結することで、絆が生まれたと思います。我々の技術を提供できればと思っています」とあいさつ。
 長野市長は「一番思い出すことは、やはり熊本地震。大変な力添えをいただきました。色々な自然災害が起きていますが、協定を備えとしたい。行政に足りないところを指導してもらいながら、備えをしていきたい」と述べた。