認知症フレンドリーキッズ講座

VR(バーチャルリアリティ)を体験する児童ら

 別府市社会福祉協議会と朝日新聞厚生文化事業団は「認知症フレンドリーキッズ講座」を12月23日午前10時45分、市立南小学校多目的ホールで開催し、6年生39人が参加した。
 講師を朝日新聞厚生文化事業団の2人が務め、はじめに認知症について講話があった。
 「認知症とは、高齢者に多い脳の病気が原因。何もわからなくなってしまう訳では無く、分からないことや出来ないことは増えるが、『嬉しい』『楽しい』『悲しい』『さみしい』などの気持ちは残る」と話した。
 認知症の人を見かけたら具体的に▽見守る▽後ろから声をかけない▽声かけは一人で▽相手の言葉をきちんと聞く▽余裕を持って対応▽穏やかに、はっきりした口調で▽目線を合わせて優しい口調で―の7点を挙げた。
 続いて、VR(バーチャルリアリティ)で「街の中を歩く」「階段を降りる」「幻を見る」を体験。実際に歩いてしまうなどの行動をする児童もいた。最後に、グループワークを行った。