大分県と大分市は14日、1420人に対してPCR等検査を行い、大分、別府、中津、宇佐、由布、日田、臼杵、国東の各市と県外の10歳未満から80歳以上の男女92人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
10万人当たりの1週間の新規感染者が「ステージ4」の29・34人となり、大分県は感染状況を示す「ステージ」の全体を昨年10月13日以来「ステージ2」に引き上げた。
中津市内の同窓会を中心とした会食、大分市内の事業所でクラスター(集団感染)が確認された。
年代別では、20代が36人と最も多く、10代18人、50代12人、40代8人、30代7人、10歳未満4人、60代3人、70代と80歳以上が各2人となっている。
感染経路別では、不明29人、会食25人、家族16人、県外10人、知人7人、職場5人。成人式に関連した同窓会や知人同士での会食による感染が多数確認されている。
別府市の新規感染者は21人。年代別は、20代7人、50代と60代各3人、10代、40代、80歳以上各2人、10歳未満と70代各1人。感染経路では、不明が6人、家族、会食、職場各4人、県外2人、知人1人だった。
別府市以外の市町村別の感染者数は、大分市39人、中津市14人、日田市と臼杵市各4人、由布市3人、宇佐市と国東市各1人、県外5人だった。
オミクロン株であっても、基本的な感染対策は変わりらないことから、大分県では、エアロゾル感染対策として常時の換気と不織布マスクの適切な着用、入念な手洗い、「密」の回避、黙食の徹底など基本的な感染防止対策を呼びかけている。