大分県と大分市は16日、656人に対してPCR等検査を実施し、大分、別府、宇佐、中津、日田、津久見、国東、由布、臼杵、豊後高田の各市と玖珠、日出の両町の10歳未満から80歳以上の男女152人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4日連続で100人を超えた。
別府市内の大学の部活動において、これまでに計8人の感染が確認されたことから、113例目のクラスターと判断。関係者の検査を進めている。
年代別では、10代と20代が各33人、30代23人、40代21人、10歳未満17人、50代15人、70代5人、60代4人、80歳以上1人。経路別では、不明43人、家庭38人、知人と学校各21人、職場17人、県外7人、施設5人となっている。
別府市は27人。年代別では、20代12人、10代4人、70代3人、10歳未満と50代各2人、30代、40代、60代、80歳以上が各1人。経路別では、不明10人、学校6人、家庭4人、職場3人、知人と県外各2人。
別府市以外の市町の感染者数は、大分市68人、宇佐市、中津市、臼杵市各10人、日田市8人、由布市7人、国東市5人、日出町3人、豊後高田市2人、津久見市と玖珠町各1人だった。
県では、家族内や学校・職場での感染が増加していることから、家庭内での健康観察を徹底するとともに、本人が体調が悪い場合はもとより、家族に一人でも具合が悪い人がいる場合は、躊躇なく仕事や学校を休む。自分だけでなく、大切な人のためにも、早期の受診・治療が重要。発熱、頭痛、咽頭痛、鼻汁、倦怠感、食欲不振、下痢など体調に少しでも異変がある場合には、早めに医療機関を受診するように呼びかけている。