「第７０回別府大分毎日マラソン大会」（九州陸上競技協会、大分県、県教委、大分市、市教委、別府市、市教委など主催）が６日正午、大分市の高崎山・うみたまご前をスタート、国道１０号の亀川漁港前を折り返し、大分市営陸上競技場にフィニッシュする４２・１９５㌔㍍のコースで開催された。今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から規模を縮小し、５４３人がエントリーした。
今大会は、オレゴン２０２２世界陸上競技選手権大会マラソン日本代表選手選考競技会、杭州２０２２アジア競技大会マラソン日本代表選手選考競技会、第２２回日本視覚障がい男子マラソン選手権大会、日本実業団陸上競技連合海外派遣男子選手選考会を兼ねている。
正午に高崎山・うみたまご前でスタートラインに並ぶ出場者の目の前で、号砲が鳴り響きスタート。ゆめタウン別府店前では、子どもから大人が拍手で応援。また、沿道から知り合いが出場している応援者が手を振って、応援していた。
強風の中、西山雄介選手（トヨタ自動車）が４０㌔㍍過ぎに鎧坂哲哉（旭化成）、古賀淳紫（安川電機）両選手との競り合いに勝ち、第７０回記念大会で大会新記録となる２時間７分４７秒で初優勝した。２０２４年パリ五輪マラソン代表選考会（ＭＧＣ、２３年秋開催）の出場権を獲得した。
大会のスタート時の気象は、晴れ、７度、湿度４３％、西北西の風６㍍。
男子、女子、視覚障がい者男女の各５位までは、次のとおり。（敬称略）
【男子】①西山雄介、２時間７分４７秒（トヨタ自動車）②鎧坂哲哉、２時間７分５５秒（旭化成）③藤曲寛人、２時間８分２０秒（トヨタ自動車九州）④古賀淳紫、２時間８分３０秒（安川電機）⑤相葉直紀、２時間８分４４秒（中電工）
【女子】①道下美里、２時間５７分２０秒（三井住友海上）②内田典子、３時間２分２６秒（大分陸協）③藤波奈美、３時間３分４９秒（豊後高田市陸協）④坂本純子、３時間１４分１７秒（大分陸協）⑤増井まり、３時間１５分２秒（家島ランナーズ）
【視覚障がい者男子】①和田伸也、２時間２６分１７秒（長瀬産業）②唐澤剣也、２時間２８分２６秒（群馬社福事業団）③熊谷豊、２時間３４分６秒（三井住友海上）④高井俊治、２時間３４分４９秒（Ｄ２Ｃ）⑤米岡聡、２時間４６分１１秒（三井住友海上）
【視覚障がい者女子】①道下美里、２時間５７分２０秒（三井住友海上）②西村千香、３時間１７分８秒（岸和田健康クラブ）③金野由美子、３時間１７分５８秒（ＪＢＭＡ）④近藤寛子、３時間２０分８秒（滋賀銀行）⑤和木茉菜海、３時間２６分３９秒（ＪＢＭＡ）