2014(平成26年)2月に入会し、15、16年に委員長、17年に大分ブロック大会実行委員長、18年に副理事長、19年に専務理事、20、21年に副理事長、22年1月に理事長に就任した。
「本年度のスローガンは『THINK DIFFERENT』。過去の偉大な経営者が残した言葉で、意訳ですが私は『発想の転換』と捉えています。予想できない未来が待ち受けているので、身をゆだねるのではなく、チャンスととらえて自分たちが変化して、新しい社会の常識を作っていく。そのアクションを起こすときに、今まで通りの考え方ではやっていけないので、発想の転換をしていこうという気持ちを込めました」と述べる。
理事長として気持ちが変わった点は「青年会議所の醍醐味は、メンバーと一緒に切磋琢磨できるところ。共通点は『別府市のために』という気持ち。一人ひとりに対する感謝の気持ちを常々感じており、より自分自身も責任を持って、青年会議所活動に真摯に向き合おうと思いました」と語った。
別府青年会議所が抱える課題は、関わり方の多様化。「多様化する社会に青年会議所も適用していかないといけない。適用した上で、今までの伝統も残していきます。伝統を大事にしつつ、多様性を思いやりたい」と話した。
会員に対して「JCは、リーダーシップや求心力を身に付けることを学べる場。委員長になった会員は、失敗してもいいのでリーダーシップや求心力を磨く一年にしてほしい。副委員長などは、その背中を見て『次は自分が』と思ってほしい」と述べた。
昭和60年生まれ、別府市出身の36歳。2008年3月に慶応義塾大学法学部政治学科を卒業。同年4月に大日本印刷に就職。13年11月に家業の「海地獄」に入社し、専務取締役に就任。17年4月に代表社員となる。
趣味は、プロ野球観戦。父(故健夫氏)の影響で大の巨人ファン。
好きな言葉は「コネクティング ザ ドッツ」。スティーブ・ジョブズ氏の言葉で、「点と点をつなげる」という意味で、過去の経験が思いもよらなかったことに活かせるという。