第104回全国高校野球選手権大会に出場する明豊高校野球部代表は26日午前10時、別府市役所を訪れて出場報告をした。
同高校の岩武茂代校長、同高校野球部の赤峰淳部長、川崎絢平監督、江藤隼希主将、鈴木蓮選手、宮﨑元哉選手、坂本海斗選手、竹下聖人選手、牧野太一選手(大分大会主将)が訪問。
別府市は長野恭紘別府市長、寺岡悌二教育長、豊田正順スポーツ推進課長が対応した。
岩武校長が「毎年、別府市からの物心両面の支援に感謝いたします。大分大会が始まったら、新型コロナの感染者が千人を超えて、大変な中での大会となりました。勝ち負けもですが、選手たちが元気に大会出場できるようにと祈りながらの大会となりました。決勝戦の朝は『無事にこの日を迎えることが出来た』と感謝しました。選手たちは伸び伸びと戦ってくれました。学校の中でも評判が良く、牧野君は生徒会長を務めており、今までとは違う野球部です。決勝では『舞鶴の奇跡』が起こるのではないかと冷や冷やしましたが、選手たちのパワーで、素晴らしい勝利をおさめてくれました。これから甲子園に向けて調整をしますが、甲子園の目標は一つしかないと思っています。そこに向けて頑張っていきます」とあいさつ。
続いて、スポーツ健康課職員が出席者を紹介し、川崎監督が各校との対戦を報告した。長野市長は「明豊は、気付いたら点差が広がっていた。相手が『嫌だな』と思うような点の取り方。このようなチームが甲子園で優勝するのではと思った」と話していた。
この後、長野市長が江藤主将にスポーツ振興奨励金を贈呈した。
続いて、江藤主将が「チーム全員の力で勝ち取った『優勝』だと思っています。自分たちは夏の甲子園は初めてですし、人生の中でも最後のチャンスの甲子園の舞台を勝ち取ったので、全員の力でチーム力を1ランク上げて、昨年の先輩たちが出来なかった『初戦突破』をして、最終的に日本一をめざします」と力強く決意表明した。
最後に記念撮影を行った。
午後からは、大分県にも報告に行く。
大会は、全国49校が出場し、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される。組合せ抽選会は8月3日午後4時、行われる。試合は6日に開幕し、22日が決勝戦の予定。