3年ぶりに行動規制のないお盆休みが早い人は11日から始まっており、別府市内の観光施設も多くの人で賑わっている。各施設ともマスクの着用や手指の消毒といった感染予防対策を呼びかけながら、お客を迎えている。
べっぷ地獄めぐりには、福岡を中心とした県外ナンバーやレンタカーに加え、地元の大分ナンバーの車も多くみられ、親子や友人らと楽しむ人の姿があった。
別府地獄組合(松田隆組合長)はじゃんけん大会や鬼っ子との記念撮影タイム、スタンプラリーなどを実施している。11日午後1時、鬼石坊主地獄でじゃんけん大会が行われ、多くの人が列をなし、赤鬼と坊主くんにチャレンジ。2回勝てば、オリジナルのタオルをプレゼントした。鬼っ子たちはとても強敵で、訪れた人たちは何度もチャレンジしては「負けた」「強すぎ」とがっかり。それでも挑戦し続けて、ついにタオルをゲットしては大喜び。周囲も一緒に「おめでとう!」と声をかけあうなど、盛り上がった。
じゃんけん大会は14日は血の池地獄(午前9時半)、鬼山地獄(同11時)、海地獄(午後1時)、かまど地獄(同2時半)。15日は龍巻地獄(午前9時半)、白池地獄(同11時)に予定されている。
海地獄(千壽智明代表)では、13日午前10時半から、大鬼蓮乗りを実施。大鬼蓮は最大で直径1㍍80㌢にもなる。原産はアマゾン河。蓮には透明の板が敷いてあり、体重20㌔㌘までの子どもが乗って楽しめる。
子どもたちは大鬼蓮の上に乗って少し不安そうな顔をする子もいたが、お父さんやお母さんに名前を呼ばれると、笑顔でピースサインをするなどした。大阪から観光で親子3人で来てたまたまイベントを知ったという荒牧弥桜ちゃん(5)は「(蓮の上は)フラフラしたけど、いい気持ちで楽しかった」と笑顔で話した。大鬼蓮乗りは15日まで行われる(雨天中止)。
他にも、各地獄でイベントが行われており、賑わっている。