別府市椎茸生産組合(田中信行組合長、16人)は8日午前11時、別府市に乾しいたけ8・6㌔を寄贈した。
子どもたちにしいたけの魅力を知って、食べてもらいたいと学校給食用に初めて贈った。乾しいたけは、乾燥の段階で細胞が壊れることによって、しいたけのうま味成分に酵素が働いておいしさが増す。水で戻して食べるが、戻し汁も旨味と栄養がつまっている。
田中組合長、淵路明副組合長、組合員の大野隆宏さんが出席。田中組合長が「子どもたちがしいたけを食べなくなっている。少しでも、食べてもらいたいと思っています。地産地消で別府産を使ってもらえればと思います」とあいさつ。
長野恭紘別府市長は「別府でとれた美味しいしいたけを子どもたちのために寄贈していただき、ありがとうございます。生産者の顔の見える食材を提供していただき、どう育てているかを知ることで地域への理解や愛着が増えると思います。ストーリーのある美味しいものを子どもたちの口に入れてあげたい」とお礼を述べた。
贈られた乾しいたけは、幼・小・中学校の給食で提供される。