別府市議会予算決算特別委員会(荒金卓雄委員長)は9日午後1時から総括審査を再開し、加藤信康氏(市民クラブ)と平野文活氏(日本共産党議員団)が別府ツーリズムバレー構想や市税、道路整備などについて質問を行った。
加藤氏は、学生大同窓会について、令和3年度の実績を質問。
松川幸路観光・産業部長が「コロナ禍で事業を縮小し、ワン・ベップ・ドリームを開催した。54件のエントリーがあり、10人が起業につなげるプレゼンをした。54人のうち市内の大学卒業者及び大学生は18人で、外国人留学生は1人」と説明。
加藤氏は「当初の目的と内容が少しずつ離れているのではと感じる。留学生も1人と少ない。もっと留学生が参加できるものにしてほしい」とした。
山田関の江線の進捗状況などについても質問。「生活者のことを考え、無理をしないようにしてほしい」と要望した。
ツーリズムバレー構想、協働の推進、新図書館等整備などについても質問をした。
平野氏は、各種証明書のコンビニ交付について、現状を質問。田辺裕市民福祉部長が「令和4年2、3月は、本庁など関連は2万1766件の交付で、手数料は692万850円。コンビニ交付は、1312件、21万3900円、手数料としてコンビニに支払ったのは、15万5614円」と説明。
国民健康保険事業特別会計について「毎年のことだが、基金を貯め込みすぎ。思い切って市民への還元をお願いしたい。滞納世帯数13・7%。前年度分の収納率は94・57%で、県下平均95・99%で、16位。所得レベルでは、74・5%が所得100万円以下。低所得者に思い切った還元をすべき。所得割だけでなく、平等割り、均等割りを大幅に引き下げてもらいたい」とした。
中島靖彦いきいき健幸部長は「様々な条件を勘案していきたい」と答えた。
委員会は、13日に個別審査で泉武弘氏(行財政改革クラブ)と美馬恭子氏(日本共産党議員団)が質問を行い、15日に上程中の決算について、委員会として採決を行うことにしている。