立命館アジア太平洋大学(APU)とオリックス不動産、杉乃井ホテルが産学連携で初めて行う「マルチカルチュラル・フェスティバルin杉乃井ホテル」の発表会を15日午後1時、APUで行った。
2021年に友好交流に関する協定を結び、人的、知的資源の交流によって持続可能な地域の価値創造や、地域活性化が目的。
4月から「プロ人材とともに学び、考え、創りあげるプラクティカル・ラーニング」プログラムをスタート。学生16人、ホテル職員4人が4チームに分かれて企画を考え、ホテル内で合宿を行うなど活動をしてきた。
はじめに出口治明APU学長が「大学が地域、企業や自治体と一緒に、地域を盛り上げていくことを、学長として一生懸命進めてきました。新年度には、サスティナビリティ観光学部も出来上がります。この企画で、学生たちはとても成長しました。この企画が、必ず、別府の新しい観光を盛り上げる出発点となると、信じています」とあいさつ。
オリックス・ホテルマネジメント㈱の結城亜寿香さんがこれまでの取り組みを、APUの清水真美さん(国際経営学部3回生)がイベント概要について説明をした。開催期間は、11月25~27日で、メインテーマは「光と世界のフェスティバル~世界と希望の光で包まれるアクアビートに飛び込もう~」。各国の劇やダンスを体験できるメインショーや様々な国のランタンを皆に作ってもらいプールに浮かべる演出などを考えているというが、詳細については、これから検討を重ねる。宿泊客を軸に、地域の人も参加できるようにする。清水さんは「定期的に開催できるようなイベントにしたい」と意気込みを語った。
最後に、鞍馬達也杉乃井ホテル総支配人が「4月からホテルの事業体験学習として、様々な講義やワークショップを重ねてきました。初年度ということで、1から作る大変さはありましたが、企画がまとまりました。継続的な取り組みを進め、将来的には地域の皆さんと共に取り組み、別府観光を盛り上げていきたい」とあいさつした。