別府警察署は9月30日、特殊詐欺被害の発生を発表した。
同署によると、市内の50歳代女性が同日夕方、インターネットを閲覧中に突然パソコンから警告音が鳴り、画面に「セキュリティ警告」「サポートに連絡する」などと表示された。表示された番号に電話をすると「あなたのパソコンはウィルスに感染しています。感染除去費用として10万円分の電子マネーをコンビニで購入して、番号を教えてください」などと指示された。その指示に従い、市内のコンビニで購入した10万円分の電子マネー番号を、パソコンで入力フォームに入力し、電子マネーの利用権をだまし取られた。
女性は再度10万円を要求されたため、不審に思い、同日夕方に別府署に相談。被害が判明した。
同署は「電子マネーでの支払いを要求された場合は詐欺を疑い、相手に電子マネー番号を教える前に家族や警察に相談して下さい」と呼びかけている。
同署館内で今年に入り23日(本件含む)まで、13件約615万円の特殊詐欺被害が発生している。