大分県東部振興局主催の宇宙教室「水ロケットを打ち上げよう!」が21日午前9時40分、別府市立上人小学校体育館とグラウンドで開催され、同校6年生約50人が参加した。
県東部振興局では、大分空港での水平型人工衛星の打ち上げに向けた地元の機運を醸成するとともに、子どもたちの宇宙や科学技術への興味・関心を高めるために開催。今年度6校目。
講師は、NPO法人大分宇宙科学協会代表で梅園の里天球館(国東市)館長の成松隆美さん。
はじめに体育館でロケットの歴史と飛ぶ仕組みを説明。児童は熱心に話を聞いていた。
続いて、ペットボトルなどを用いて水ロケットを作った。分からないところは成松さん、担任の教員、友だちに聞いて、完成させた。
その後、グラウンドに出て、8班に分かれて水ロケットを飛ばした。水を入れたロケットを発射台に装着し、空気を充填。カウントダウンをして、発射スイッチを握ると勢いよく水を吹き出しながらロケットは飛んでいった。すると児童は「よっしゃー、飛んだ」「あー曲がった」などの声を挙げていた。
橋本実莉愛さん(11)は「ロケットに空気を入れるのが堅かった。思ったより飛ばなかったけど良い思い出になった。ロケットの仕組みなどは分かりやすく説明してくれたので、勉強になった」。
山下心愛さん(12)は「ロケットが飛ぶ仕組みなどを分かりやすく説明してくれた。ロケットをみんなで作って楽しかった。思ったより高く飛んだ」とそれぞれ話した。
また2人とも「今度は梅園の里天球館に行ってみたい」とも話していた。