第24回JFLの最終戦となる第30節が20日、各会場で開催された。ヴェルスパ大分は、昭和電工ドーム大分にクレアソン新宿を迎えて試合を行ったが、1ー1で引き分けで締めくくり、8位となった。
前半24分に新宿の池谷友喜選手が左サイドからのクロスに左足を合わせて1点を先制。大分も43分、相手からボールを奪うとパスを受けた利根瑠偉選手が左足でシュートを放ち、同点とした。その後も、大分は積極的に新宿ゴールを狙うも、新宿の岩舘直キーパーに阻まれ、追加点を奪えず。
この日は、5559人が試合に訪れ、両チームとも熱のこもった声援を送って盛り上がった。試合終了後、最終戦セレモニーが行われ、篠原宏仁キャプテンが「1年間、応援をありがとうございました。優勝することが出来ず、Jリーグに昇格が出来ず、最終戦も勝って喜びを分かち合いたいと思っていましたが、申し訳ないと思っています。そんな中でも、沢山の人に来ていただき、プレーすることが出来たことに感謝します。来年こそは、みんなでJリーグに進みたいので、ご支援をお願いします」とあいさつ。
山橋貴史監督は「いつも元気づけてくれるサポーターの皆さん、応援してくれているスポンサーの皆さん、1年間、ありがとうございました。Jリーグ昇格を大きな目標に臨んだシーズンでしたが、果たせず、責任を感じています。しかし、歩を止めず、サッカーを通じて喜びと感動を、もっと喜んでもらえるようなゲームをしたい。来シーズンも引き続き、応援をよろしくお願いします」と述べた。最後にサポーターのみんなと一緒に記念撮影をした。
JFLでは、奈良クラブが8年目にして初めて優勝を果たし、Jリーグ入りを決めた。
また、ヴェルスパ大分は23日に大分市のアミュプラザおおいた3階フードコート前とJR大分駅前広場でファン感謝祭2022を開催する。サイン会やサッカー体験などを行う予定。