別府警察署は2日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の発生を発表した。
市内在住の40歳代女性の携帯電話に11月10日ごろ、「6億円が当選しました」などというメールが届いた。女性はそのメールに添付されたURLに接続すると「当選金を受け取るためには調査するための費用が必要です。電子マネーで支払いをしてください」などと表示された。女性は大分市内のコンビニで複数回にわたり購入した計11万円分の電子マネーの利用権をだまし取られた。
当選金が受け取れないことを不審に思った女性が12月2日、別府市消費生活センターに相談。同センターから別府署に通報があった。
今年の特殊詐欺の被害件数と被害金額は本件を合わせて、20件2465万8094円。架空料金請求詐欺は16件2166万2600円、還付金詐欺が4件299万5494円となっている。
同署は「電子マネーでも支払いを要求された場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談してください」と呼びかけている。