日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)は12日、台風14号の影響で崩れた石垣等の復旧工事が終了した。
9月19日早朝、近くの人から連絡を受けて宮司が駆け付けると、道路に面した石垣が、幅13㍍、高さ3㍍にわたって崩れており、境内にあった大きな木も倒れていたという。石垣の下にあった灯籠も崩れた。
コロナ禍などにより、神社の運営は厳しい状況の中で起きた自然災害で、支援を呼びかけたところ、県内外の272人から目標額の300万円を超える寄付金が集まった。インターネットで情報を知った福島県の人や、日出町にゆかりのある広島県の人がわざわざ神社を訪れて、寄付をしてくれたことも。
石垣は、使える石は出来る限り使用し、頑丈にして再び壊れることがないようにした。また、倒れた灯籠はほぼ壊れず残ったため、元に戻して修復した。
小石宮司は「御神縁のおかげで、修復することが出来ました。多くの人に気にしていただき、支援をしてもらって感謝しています」と話した。神社では、新年の準備も進められており、キレイになった石垣で新しい年を迎える。