別府市民生委員・児童委員61人の退任式

活動を振り返り友永さんが思いを語った

 別府市民生委員・児童委員の退任式が22日午後2時、市役所で行われた。任期満了に伴う委嘱替えがあり、61人が退任をした。
 長野恭紘別府市長が感謝状を贈呈して「コロナ禍においても、見えないところで支援を必要としたり、困っている人を助けていただき、行政と地域のつなぎ役として活躍していただきました。地域の実情を一番把握しているのは、皆さん。これからも、地域のリーダーとして住民から頼りにされると思います。課題解決のため、力を貸していただきたい」とあいさつ。
 現職を代表して、別府市民生委員・児童委員協議会の高橋洋明会長が「ここ数年は、コロナに振り回され、日々の活動や研修なども行えず、悔しい思いをしたとおもいます。民生委員は究極のボランティアだと私は思っています。今後も経験を生かして、協力をしてほしい」と述べた。
 退任委員を代表して、友永瑤子さんが「在任中は、皆さんの温かいご指導を受けながら、委員同士苦労を分かち合い、励まし合いながら地域福祉の向上に貢献できたことは、終生忘れ得ぬ思い出になるものと思います。心豊かな地域社会をつくり、次の世代に継承するため、これまでの経験を様々な機会に生かしていきたい」とお礼を述べた。
 式終了後、会場を後にする退任委員に、長野市長が花を手渡して、長年の労をねぎらった。