大分県はこのほど、11月に宿泊客等の動向について、速報値を発表した。36万9309人で、秋の行楽シーズンで天候が良かったことや「新しいおおいた旅割」の第2弾(全国旅行支援)の効果もあり、前月比は9・2%増となり、2カ月連続で前月を上回った。コロナ禍前の令和元年同月と比べると11・7%減だが、徐々にコロナ禍前の水準に戻りつつある。
日本人宿泊客は34万2367人。出発地別では、福岡県9万1451人、関東6万248人、その他九州5万6153人、県内4万9852人、近畿3万1620人、中国1万9870人、中部1万7803人、四国7957人、東北・北海道7413人。
外国人宿泊客は、2万6942人で、10月から入国規制が緩和されたことや円安の影響か、10月よりも約2倍となり、急増している。国別では、韓国が1万5649人と最も多く、次いで、香港3244人、タイ2198人、欧米豪その他1887人、台湾1792人、その他アジア1749人、中国423人となっている。
有料の観光施設(29施設)の入場客は、48万1112人で、前年同月比で1・2%減となる見込み。屋内施設は6・4%減、屋外施設は0・8%増。
新型コロナウイルスの感染状況は、全国的に増加傾向にあるものの、行動制限はなく、多くの人が年末年始の旅行や帰省を楽しむとみられる。感染予防対策をしっかりして、楽しい時間を過ごすことが重要となる。