大分県子ども会育成会連絡協議会

県内の子ども会に関わる人たちが集まり、活動などについて研修を行った

 大分県子ども会育成会連絡協議会(池邉栄治会長)は29日午前10時、日出町中央公民館で令和4年度第37回大分県子連育成研究協議会を開催した。子ども会や青少年組織の指導者、シニアリーダーなど約90人が参加した。
 池邉会長は「地域の子ども会活動がもっと認知されるように、英知を結集して活動していきましょう」とあいさつ。
 来賓の本田博文日出町長が「遊び場の減少や、地域単位での子どもたちの交流が減少し、子ども会への加入も減少している中で、青少年の健全育成は我々の願い。時代に合った活動をすることが重要」。大海靖治県私学振興・青少年課長は「これからの子どもたちは、時代の変化に柔軟に対応できる力が大切になると思います」とそれぞれ祝辞を述べた。
 美田耕一郎公益社団法人全国子ども会連合会長(鳥取県)が「子ども会の良さをみんなで語ろう」と題して講話。美田会長は「以前は全国で800万人を超える会員がいたが、公益社団法人化した時には、400万人に、昨年は270万人まで減ってきている。単位会の活動をやめたり、子連自体がなくなるケースもある。19歳ぐらいになると生まれ育った地域を離れる子どもたちは多く、子ども会での異年齢集団での体験は大人になって生きて来ると思う。例えば、みんなで映画を見に行くとして、バスを貸し切ったりするのではなく、公共交通機関を使い、集合時間、乗るバス、観る映画の時間など子どもたちで決めさせる。例え失敗して時間に間に合わなくても、子どもたちはそこから学ぶので、観れたから成功とか、観れなかったから失敗ということではない。全子連も地域で活動をしやすいように変わっていきたい」などと話した。
 杉浦隆全子連事務局長が「安全共済・ネット加入について」と題して研修を実施した。また、国東市子ども会育成会連絡協議会の尾立尚子さんが「大分県子連『わくわく体験プランモデル事業』」の取り組みについて報告をした。