別府短編映画第4作目の撮影は順調

レンガホール2階で撮影を行なった
制作記者会見を行った菊池真琴監督(最右)ら5人

 別府短編映画制作実行委員会は第4作目となる「吉本新喜劇による短編映画制作記者会見」を24日午後4時、末広町のレンガホール2階で行なった。
 今回の短編映画はコメディで、借金取りの男が大分に来て人に出会い優しい心を取り戻すヒューマンコメディとなっている。
 会見に先立ち、同所で午後2時から撮影の様子が報道陣に公開された。途中、吉本新喜劇らしいNGシーンもあり、撮影は張り詰めた空気もありながらも笑いもある形で進んでいた。
 会見には、監督で女優の菊池真琴さん、主演の吉田裕さん、出演者の松浦真也さん、烏川耕一さん、島田珠代さんが出席した。
 菊池監督が「撮影は4日目で新喜劇の皆さんとすると聞いて、最初はどういう風にやっていこうかなと思いましたが、撮影を進めていくにつれて、映画と新喜劇の良い化学反応が生まれてきてすごく面白い作品になっていると思います。残りの撮影も楽しく過ごしていきたいと思います」を語った。
 吉田さんは「映画の主演という経験はしたことが無かったので、緊張でどうなるんやろう、もしかしたらガチガチになってちゃうんかなと思った。本日、烏川さんと島珠さんが合流しまして、一気に新喜劇色が出ました。映画がパワーアップして厚みが増したと思うてます」。
 松浦さんは「記者会見の今の今まで自分が『主演』やと思おてまして、びっくりしております」と出演者からは笑いが起きた。「ほんまに楽しい撮影でして、その場その場であんなんしましょ、こんなんしましょと監督が言うてくれはって、それでどんどん形が変わっていくのがすごい楽しかったですね」。
 烏川さんは「先ほど来たばかりで、来る道中にマネージャーに『撮影はどうでした』と聞くと『一昨日はバーベキューをしました。昨日は来て一番飲みました』と撮影のことは一つもありませんでした」と笑いを誘った。「珠姉さんも合流してピリッとなるかと思いきや、新喜劇っぽいシーンの撮影で、楽しくさせていただいております。楽しい映画になると思いますし、しっかりと大分をアピールできるようなものになっていると思います」。
 合流した島田さんは「まだ何も演じていないので、未知との遭遇、この会見も青天の霹靂です。精一杯、皆さんを楽しませるような演技を醸し出しますので、皆さん、映画館に来てください」とそれぞれ話した。
 会見中も4人のコメディアンは吉本新喜劇のノリでそれぞれの話をしているときにもツッコミを入れて笑いが起きる楽しいものとなった。
 今回の短編映画は今夏公開予定。第3作目の「縁石」(斎藤工監督)は4月の上映をめざして制作している。