任期満了に伴う、大分県知事選挙が23日に告示され、正午現在で、届出順に前参議院議員の安達澄氏(53)、前大分市長の佐藤樹一郎氏(65)=いずれも、無所属、新人=が立候補をし、新人同士の一騎打ちとなった。
5期20年、大分県政を担ってきた広瀬勝貞大分県知事が引退を表明したことから、新しい大分県の舵取り役を選ぶ、注目の選挙となっている。
安達氏は、民間での経験を生かし、「これかれらは、人づくりが大事。国まかせにするのではなく、地方も頑張らないといけない。そのためには、世界、特にアジアに打って出ることが重要」と訴える。
佐藤氏は、2期8年の県都・大分市の市長としての経験と各市町村のとの連携をあげ「広瀬県政を継承し、さらに発展させていく」としている。県民との対話により、人に寄り添う行政を目指す。
投票は、31日に告示される大分県議会議員選挙と同じ、4月9日で即日開票される。また、24日からは、期日前投票がはじまる。
安達 澄 53 無新(あだち・きよし)
別府市出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業。会社勤務のあと、第25回参議委員議員選挙に立候補し当選。今回、県知事選出馬のため、参議院議員を辞職。
佐藤樹一郎 65 無新(さとう・きいちろう)
大分市出身。東京大学経済学部を卒業。通商産業省(現在の経済産業省)に入省。平成27年から大分市長を2期8年務め、その間、県市町村会長も務めた。