大分みらい信用金庫の新本店

テープカットで新しい本店がグランドオープン
別府翔青高校書道部によるパフォーマンスが行われた

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)は28日午前8時半、駅前通り沿いに新しい本店ビルをグランドオープンした。
 みらい信金は1922年に創業し、昨年4月に創立100周年を迎えた。旧本店は1964年に建設され、老朽化が進んでいたこともあり、100周年記念事業の一環として、建替えを行った。鉄筋コンクリート造6階建て。設計は、株式会社クマヒラ、施工は株式会社佐伯建設。
 新しい本店は、「地域、職員に永く親しまれる本店」を基本コンセプトとし、安全性、快適性、柔軟性、地域貢献、しんきんかん、低費用をキーワードにしている。大規模災害発生時には、近隣住民や帰宅困難者の受け入れが出来るように、飲料水や食料、毛布などを備蓄し、シャワールームを設置。
 ビル内には、別府特産の竹をふんだんに使い、エントランスには、地元職人が造形を手がけたオリジナル作品「みらいのたまご」(金庫OB会寄贈)を展示している他、地域の歴史資料を展示するコーナーを設けた。
 職員が働きやすい職場環境のため、東南壁面は全面ガラスカーテンウォールにし、光を取り入れて明るい職場とし、人感センターによって省電力化を図った。また、職員間の連携強化や協議等のスピードアップを図るため、部署間は間仕切りをなくし、オープンフロアに。
 オープニングセレモニーで、森田理事長が「今まで、地域の方に支えられ、先輩たちのおかげで新しい本店が完成しました。工事にかかわっていただいた多くの皆さんのおかげで、思い描いたような本店になりました。ここを拠点として、地域に親しまれる、お役にたてるように役職員一丸となって頑張ります」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長、西謙二別府商工会議所会頭が祝辞を述べた。関係者でテープカットを行い、オープンを祝った。
 引き続き、帰宅困難者等の一時滞在施設の提供について、別府市と協力協定を締結。大分県立別府翔青高校書道部による書道パフォーマンスが披露された。