中部中がNITS優秀賞

NITS優秀賞を受賞した中部中学校

 別府市立中部中学校(佐藤裕一校長、470人)は独立行政法人・教職員支援機構(NITS=茨城県つくば市)の「第6回NITS大賞」の優秀賞を受賞した。学校を取り巻く課題解決に向けて、「チーム学校」で実践した取り組みを広く募集、表彰することにより、教育現場に優れた取り組みを普及するのが目的。
 全国から多くの活動報告が寄せられ、11校が予選を通過。その11校が2月4日にオンラインでプレゼンテーションを行い、大賞1校、準大賞1校、優秀賞4校が3月15日に選出された。中学校の受賞は中部中だけだった。
 中部中の取り組みは学校教育目標の達成と学校課題の解決のため、教職員、生徒、保護者、地域がゴールを共有し、協働して取り組んだ。教職員は生徒を認め、ほめることで自己肯定感を高める取り組みをした。
 また、地域の人を講師に招いて授業する「ドリームスクール」を教育課程に位置づけ、地域を巻き込んで生徒のモチベーション(やる気)を育んできた。
 今回の受賞に生徒会長の国武虹音さん(2年生)は「地域の人とのつながりをこれからも大切にしてゆきたい」と受け止め。佐藤校長も「子どもを育てるのに地域、保護者と連携してゆくことが大切だと思う。賞を励みに今後も地域、保護者との連携を深め、子どもたちの夢を育んでいきたい」とコメントした。