4月29日から、ゴールデンウイークが始まった。長い人で9連休という大型連休で、コロナ禍と呼ばれる最後の連休となる。
初日はあいにくの雨模様だったが、別府市内にも多くの観光客が訪れ、観光施設などで賑わいをみせていた。
べっぷ地獄めぐりでは、キャラクターの「鬼っ子」のお出迎えやじゃんけん大会で盛り上がっている。29日午前10時半、鬼石坊主地獄でGW最初のじゃんけん大会が行われ、大勢の人が参加。なかには、外国人観光客もいて坊主くんと赤鬼にチャレンジした。日頃からじゃんけんを鍛えている鬼っ子は、まさに“鬼強”。参加者は次々に負けて「悔しい」と何度も挑戦する人や、「もうダメだ」と諦めてしまうい人もいた。2体に勝つとオリジナルのタオルをプレゼント。鬼に勝った喜びに加え、タオルをゲットして笑顔も。タオル20枚がなくなるまで約20分で、延べ92人がチャレンジした。
園内では「さっきの地獄と全然違う」「不思議」と興味深そうに眺めたり、写真を撮るなど楽しむ姿が見られた。
GWの後半天候の崩れが心配されるが、市内外で多くのイベントが予定されている。3日から5日にかけては、杵築市内で4年ぶりの祭りや新たなイベントもなどが予定されている。各イベントの内容は次のとおり。
▽3日午前8時半=「2023ツール・ド・国東~第40回大会国東半島一周センチュリーラン」。1982年に、自転車を愛する50人の仲間で始めた大会だが、ボランティアの高齢化やコロナ対策なで運営が難しくなり、今回で最後となる。スタートは、杵築市文化体育館で、国東半島を一周するセンチュリーラン(160㌔)、国東半島満喫コース(95㌔)、国東半島ふれあいコース(75㌔)、城下町散策コース(20㌔)の4つのコースがある。開会式は行わず、順次スタートする。
▽4日午前9時半=4年ぶりに「第24回山香エビネマラソン大会」を開催。県内外から1173人がエントリーして、ウォーク、ハーフマラソン、2㌔、3㌔、5㌔、10㌔の各部に挑戦する。杵築市役所山香庁舎ふれあい広場で開会宣言が行われ、順次スタートする。
▽4日午前10時=これまで同時に開催していた「エビネ祭り」は廃止となり、新たに「さんたこどもまつり」を山香庁舎で開催。雨天中止。「さんた」は、山香の「山」、大田の「田」を取って命名。フリーマーケット、乗り物展示コーナー、工作屋台、手作り凧のワークショップ、こどもも参加の飲食店などが予定されている。
▽5日午前9時半=「第36回きつきお城まつり」を開催。昨年は11月に規模を縮小して実施した。例年通りの日程で行うのは、4年ぶり。酢屋の坂下ステージでは、芸術文化発表会、衆楽観ステージ、ダンス、子ども書道パフォーマンスなどを行う。杵築藩火縄砲術隊が午後1時に出陣し、午後6時から模擬合戦を行う。さらに、これまで目玉イベントとして行ってきた「江戸行列」を一般から53人を公募し、「武者行列」として行う。他にも、豪華景品が当たる「城下町スタンプラリー大抽選会」もある。