豊洋精工が本58冊寄贈

贈呈式に出席した(左から)
嵩地秀雄大分みらい信用金庫専務理事、
清原昌已豊洋精工(株)代表取締役社長、
堤荘司大分県立日出総合高校校長、
岡本茂宣信金中央南九州支店長

 国東市に本社を構える自動車部品などを作っている部品メーカーの豊洋精工株式会社(清原昌已代表取締役社長、国東市安岐町)は4月25日午前10時、大分みらい信用金庫と信金中央金庫のしんきんSDGs私募債「ちいきのミライ」の引き受けに伴う寄贈品贈呈式を大分県立日出総合高校に対して行った。
 出席者は、豊洋精工(株)から清原代表取締役社長はじめ役員ら3人、大分県立日出総合高校の堤荘司校長ら4人、信金中央金庫の岡本茂宣南九州支店長、山岸和希大分県分室所長の2人、大分みらい信用金庫は嵩地秀雄専務理事、手島賢三常務理事兼別府営業総括兼本店営業部長の2人が出席した。
 贈呈式は、同校大会議室で行われた。
 清原代表取締役社長が堤校長にSDGs関係や同校学科に関する本58冊(10万円相当)の寄贈品の目録を手渡した。
 清原代表取締役社長が「私どもは1977年に設立し、県内3カ所、福岡県に2カ所、中国に2カ所の工場があります。車の部品や電子部品などを提供しています。社員には仕事を通じて社会人として成長してほしいと考えています。日出総合高校を選んだ理由は、同校の卒業生であり弊社で活躍する社員の声を、先生方や在校生に届けたいと考えたから」。
 堤校長は「貴重な書籍を寄贈していただきまして、本当にありがとうございました。本校は教育目標に『社会に貢献できる人材の育成』ということで、物を育て物を作りそれをどのように覚醒させるのかという社会の基礎を今、教育活動の中で生徒は学んでいます。課題研究と学びの中で、寄贈された書籍を活用したいと感じています」。
 嵩地専務理事は「日出総合高校におかれましては、地域の未来を担うためにしっかりと読んでください。豊洋精工様は2003年のヴェルスパ大分発足以来、支えていただき、地元の若い人たちに勇気を与えてくださっています」とそれぞれあいさつ。
 全員で記念撮影をして、閉会した。
 しんきんSDGs私募債「ちいきのミライ」は、私募債発行会社が国内の法人・団体などにSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた用途への寄付を通じて持続的な社会の実現に向けた取り組みを行うことが出来る。私募債を発行するにあたり、大分みらい信用金庫と信金中央金庫が受領する手数料を各々発行金額の0・1%相当額以上を割引くことで、発行額の0・2%以上の財源を捻出し、発行会社が選定する国内の法人、団体などへ寄付を行っている。