別府市副市長に阿部、岩田両氏が就任

長野市長から辞令を受けた阿部氏(左)と岩田氏

 別府市は26日午前9時、新しい副市長として、阿部万寿夫氏(61)と岩田弘氏(68)に辞令を交付し、就任式を行った。
 阿部氏は、昭和61年に大分県に採用され、観光・地域振興課長、商工観光労働部審議監兼観光局長、東京事務所長などを歴任し、令和4年に退職。公益財団法人大分県産業創造機構の専務理事を務めていた。
 岩田氏は、昭和51年に別府市に採用され、道路河川課長、建設部長を歴任し、平成28年に退職。特別職の上下水道企業管理者も務めた。別府市職員OBの副市長就任は、平成27年に退任した中尾薫氏以来。任期は、いずれも令和9年6月25日までの4年間。
 長野恭紘別府市長が辞令を手渡して「課題を把握し、部長をはじめ職員とチームワークを密にして課題克服に努めてもらいたい。行政経験が豊富なので心配はしていませんが、挑戦することを忘れずにやってもらいたい」とあいさつをした。
 就任式では、長野市長が歓迎のあいさつ。阿部副市長は職員を前に「私は大分市生まれですが、別府市が近かったので、小さい頃から別府市民だと思っていました。慣れ親しんだ別府市で副市長として働かせてもらえることは名誉なこと。仕事は、失敗を恐れず明るく前向きにやっていきましょう。たいていの失敗はカバーできるが、走る方向性を間違えるとカバーできない。今日から皆さんと一緒に市長を支え、別府のさらなる発展を目指したい」。
 岩田副市長は「改めて、職責と使命の重さに身の引き締まる思いです。市職員として長年市政に携わってきました。その経験を最大限に活かしながら、下問を恥じず、皆さんの力を借りて、この職を全うしたい。出来ない理由を言うのではなく、どうしたら出来るかを考える組織づくりを、微力ながら市長を補佐し、職員と心を1つにして継続してさらなる発展に全力で取り組みたい」とそれぞれ就任のあいさつをした。