公益社団法人別府法人会(菅健一会長、1144人)は20日午後1時、豊泉荘で第43回定時総会を開催した。対面で実施するのは、4年ぶり。会場出席44人、委任状出席619人。
菅会長が「コロナ禍の影響でまだまだ厳しい業界はあり、普通には戻っていませんが、この総会から、法人会の活動も再開したいと思っています。別府は、昨年よりも会員がプラスになっていますが、この勢いを続け、会員拡大をしていきたい」とあいさつ。
全国法人会総連合会長表彰、大分県法人会連合会長表彰、別府法人会長表彰の報告があり、県表彰の伝達、別府表彰の授与が菅会長から行われた。
議事に入り、令和4年度収支決算・監査報告、役員改選が審議、承認された。理事2人と監査2人が定年(75歳)により退任、理事5人が退任。理事7人、監事2人が新たに選任され、退任した菅会長が顧問となった。
また、令和4年度事業、令和5年度事業計画・予算については、理事会ですでに決定されており、報告とした。今年度は、会員企業の経営を維持し、アフターコロナで健全な経営を再開できるように積極的に支援を行い、法人会本来の活動である税のオピニオンリーダーとしての「税」に関する活動を中心とし、経済社会の健全な発展および地域社会との共生を目指しながら、研修啓発活動・社会貢献活動を積極的に推進することを基本方針としている。税知識の普及と納税意識の高揚並びに税の提言に関する事業、納税市域の高揚活動、税の広報活動、税制提言活動、財政健全化のための健康経営プロジェクトへの取り組み、地域企業の健全な発展と地域社会への貢献を目的とする事業などを展開する。
総会終了後、臨時理事会を開いて、会長に瑞木一博氏(別府市)、副会長に尾林邦生氏(同)、阿部長夫氏(杵築市)、二階堂雅士氏(日出町)が選任された。
引き続き、講演会が行われ、花田潤也NPO法人ベップ八湯温泉道名人会理事長が「『別府湯~学旅行』から見える世界」と題して、熊本から別府へ移住した経緯や思いなどを語った。