11回目のオープンプラットフォーム会議

グループごとに別府について知りたいこと、伝えたいことなどを話し合った

 別府市教育委員会は、新図書館等整備事業「オープンプラットフォーム会議」の11回目を2日午後2時、市役所で行った。約40人の参加者と多くの傍聴者が訪れた。テーマは「温泉が息づくまちの地域・郷土資料館“いきてるミュージアム”を育てる」。
 オープンプラットフォーム会議は、新しい図書館を整備するプロセスをみんなで共有し、市民と図書館の関係性をつくる公開型のミーティング。新しい図書館は、文化ゾーンに建設が予定されており、令和7年度末の開館を予定している。今回の会議では、別棟で建設される「地域・郷土資料館」にスポットをあてて、みんなで意見を出し合った。
 古本明彦教育部長が「地域・郷土資料館は、温泉とともに発展してきた別府市の資料を展示します。本だけではなく、古地図や絵葉書などを考えています」とあいさつ。稲尾隆教育部次長兼教育政策課教育施設整備室長が、新しい図書館の施設概要などについて説明をした。
 ゲストスピーカーの松田法子京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授が「別府が育てた研究者」と題して講演。「町中に歴史的資料があり、持っている人が沢山いる。人そのものが町のアーカイブ」などと話した。
 引き続き、グループワークを行い、知りたいこと、伝えたいこと、それを実現するために自分ができそうなことを書いて、みんなで意見を出し合った。参加者からは「温泉効果の見える化」「新しいことが始められる、始めて良いまち」「世界のまちとのつながり」「各家庭に眠る写真を見つける」「空からみた別府の移り変わり」など多くの意見が出た。