別府市は、JR別府駅構内の観光案内所があった場所に授乳やおむつ替えなどが出来る個室スペースの近日中オープンを目指して、設置する準備を進めている。
赤ちゃんを連れて旅行を楽しんだり、お出かけをすると、授乳やおむつ替えに苦労するケースも少なくない。大型商業施設では、スペースを設けているところも多いが、一定のニーズがあり、陸の玄関口である駅にも設置できないかと検討をしてきた。観光案内所が同じく駅構内にある案内所「ワンダーコンパスベップ」と統合して空きスペースとなっていたことから、JR側と協議を進め、共感してもらい設置が決まった。
カギのかかる箱型の個室2台を設置する予定。利用状況が分かるようになっており、専用のアプリをダウンロードすれば、利用状況を確認することも出来ると言う。おむつ専用のごみ箱や子どもが遊べるスペースも設置する。基本的には無人だが、安全面を考慮してでワンダーコンパスベップのスタッフが巡回をすることにしている。
中西郁夫市こども部次長兼子育て支援課長は「ユニバーサルツーリズムの観点から、いろんな人に別府を楽しんでもらえるようにしたい。改札を出てすぐの分かりやすい場所にあり、利用しやすいと思う。観光客だけではなく、市民の皆さんの利用もあると思います。口コミで広がっていけばと思います」と話した。