大分県は、このほど、令和5年6月の宿泊客等の動向速報値を発表した。6月は32万3568人で、前年同月比で18・1%増となる見込み。
うち、日本人客は26万4515人で、前年同月比3%減。出発地別では、福岡県が7万2786人と最も多く、県内4万3142人、その他九州4万2436人、関東4万1637人、近畿2万4224人、中国1万6271人、中部1万2248人、東北・北海道6488人、四国5283人。
外国人宿泊客は、昨年10月の水際対策緩和以降、高い水準となっており、6月は5万9053人だった。出発国別では、韓国3万962人、台湾8512人、香港8124人、その他アジア3818人、欧米豪その他3052人、中国2604人、タイ1981人となっている。
有料観光施設の入場客数は、32万6070人で、前年同月比45・7%増となる見込み。屋内施設は38%、屋外施設は50%それぞれ増加している。
今年1月から6月の上半期の宿泊客数は、200万9195人となり、昨年の同時期と比べると、41万8104人増えている。コロナ禍前の令和元年の246万4803人よりも少ないが、ほぼ同水準に戻っていることがうかがえる。
日本人客は172万116人で、前年同期比13万7727人増。外国人客は昨年同時期は水際対策が取られていたことから、上半期で8702人だったが、今年は31万9079人と急激に増えている。
新型コロナウイルス感染症は再び増加傾向にはあるものの、感染症法における分類が5類に引き下げられたことから、観光需要は急激に増えており、今後もお盆やシルバーウイークに向けて、多くの人が訪れると期待されている。