別府警察署は25日、特殊詐欺(還付金詐欺)被害2件の発生を発表した。
市内在住の68歳女性方の固定電話に23日、市役所の職員を名乗る男から「税金を払いすぎていたので払い戻しをしたい。最終日の本日、手続きをしてほしい。どこの口座を持っているか」という電話があった。その後、金融機関カスタマーセンターの職員を名乗る男から女性の固定電話に電話があり、金融機関のATMへ行くように言われた。同日、女性は金融機関に行き、携帯電話で通話した状態で男の指示どおりにATMを操作し、相手の口座に約50万円を振り込んだ。24日、女性が相手の口座に振り込んだことに気づき、女性の家族が別府署に加入電話で被害を届けた。
さらに、市内在住の72歳女性方の固定電話に24日、市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがあります。この後、金融機関のコールセンターから電話がかかる」と電話があった。その後、サポートコールセンターを名乗る男から電話があり、金融機関に行くように指示された。同日、女性は金融機関に行き、女性は携帯電話で通話した状態で男の指示どおりATMを操作し、相手の口座に約22万円を振り込んだ。25日、女性が相手の口座に振り込んだことに気づき、女性が別府署に加入電話で被害を届けた。
同署は「『還付金』『払い戻し』『ATMで手続き』は還付金詐欺のキーワードです。お金が絡む電話やメールは詐欺を疑ってください。警察(別府署電話21・2131、杵築日出署電話72・2131)や家族に相談してください」と呼びかけている。
別府署管内で今年に入り今回の2件を含めて25日まで17件約1700万円を超える被害が発生している。