日出町は4日午後1時半、町役場会議室で、日出町藤原の建設機械のレンタル等を行う有限会社エヌ・ケー・リース(西村肇代表取締役)と「災害時における機材及び資材の供給支援等に関する協定」を締結した。
災害が発生した時に、被災者の支援や公共施設などの復旧作業に必要な資材及び機材を優先的に供給し、現場まで運ぶというもの。
本田博文日出町長と西村祐康専務取締役が協定書に調印。本田町長が「町としてもかねがね、災害時の資材調達に懸念を持っていました。全国的にも災害が激甚化、頻発化しており、備えは必要。優先的に供給してもらえることで、救助や復興に迅速に取り組むことが出来ます。これからも、町民の安全安心のためにご協力いだきたい」。
西村専務は「地元に拠点を置く企業として、町のために何かできないかと模索していました。地元の建設業が真っ先にかけつけても、資機材には限りがあります。それを我々が提供することで、より早く作業が出来ると思います。安心安全な町づくりの一助を担いたい」とそれぞれあいさつをした。
建設資材だけではなく、仮設トイレなどの提供も行う。これまで、民家が土石流に巻き込まれるといったような大規模な災害は発生していないが、豪雨災害や南海トラフ地震なども懸念されており、万が一の備えの強化につながると期待されている。