別府市制100周年記念事業実行委員会(会長・長野恭紘別府市長、19人)は25日午前10時、市役所で第3回総会を開き、約半年後に迫った100周年に向けて、具体的な内容を協議した。
長野市長が「まだ先だと思っていましたが、もう半年後で少しずつ機運は上がってきていると思います。市民総参加が一番重要なこと。みんなでお祝い出来るような事業にしていきたい」とあいさつ。
議事では、音楽ライブイベントと記念式典について協議をした。音楽ライブは、当初は記念式典後にシンポジウムを行う予定だったが、温泉まつりの当日でもあり、イベントが重なるということで、別日に音楽イベントを行ってはどうかという委員からの意見を受けて、世界で活躍する様々な表現者で構成するクリエイター集団「CINEMA CARAVAN」を招いて、「前夜祭」という形で4月6、7日に北浜公園でイベントを行うことを提案。
事前に別府市を訪れ、市民にインタビューをしたり別府の風景などを撮影し、当日、大型スクリーンで上映する。委員からは「大雨の場合はどうするのか」「次の世代に引き継ぐという意味では、子どもたちに招待状を送ってもよいのでは」「北浜公園は風が強いので、安全対策をしっかりしてほしい」などの意見が出た。
4月7日に行う記念式典では、より多くの人に参加してもらうために、会場をビーコンプラザのフィルハーモニアホールからコンベンションホールに変更。式典後にアトラクションを行うことで、式典後に楽しめるようにした。
他にも、「100年後に残したい別府の風景」公募展の作品募集や100日前イベントの「シン・別府講座」のイベントの概要も報告された。
委員からは「機運は高まっているとは思うが、まだ情報がいきわたっていないのでは。もっと情報を出して、広報をしていくべき」との指摘があった。