第64回「鉄輪湯あみ祭り」が23、24日に行われ、多くの人で賑わった。
湯あみ祭りは、鉄輪温泉の開祖といわれる一遍上人と温泉の恵みに感謝する祭り。
23日は竹の筒に温泉を入れてその恵みに感謝する「献湯筒供養」が行われた。無病息災を祈願するもので、1年間、温泉山永福寺(河野憲勝住職)に奉納されていたものを燃やした。餅つきも行われ、夜はむし湯広場で奉納祭りが執り行われた。
24日は午前11時から、稚児行列が行われた。約30人が参加。きらびやかな衣装を着た子どもたちが、一遍上人像と一緒に永福寺を出発。途中、渋の湯で河野住職が一遍上人像を浴槽につけて温泉で洗い清めた。むし湯前では、上人像に稚児が次々と温泉をかけ、手を合わせた。岸木緋那さん(9)は「楽しそうだったので、参加したいと思いました。歩いて回るのが、楽しかった。健康でいられますようにとお願いしました」と話した。
天候に恵まれ、少し暑い中でも子どもたちは頑張って周辺を巡行した。