温泉マネジメント計画策定検討委員会

現況調査の結果の報告を受けて協議を行った

 別府市温泉マネジメント計画策定検討委員会(斉藤雅樹委員長、16人)は9月29日午後2時、市社会福祉会館で第2回委員会を開いた。
 前回の委員会で、現況と課題の共通が重要との認識で一致し、地下資源の保護を基本に、現状調査結果も踏まえて保護と活用の両面から検討をするとした。
 現在も調査は継続中だが、市営温泉や共同温泉等の利用状況を鉄輪地区をモデル的地区として個別施設調査を行っている。浴槽に入れる前の段階でオーバーフロー(未利用)湯となっているケースもあったが、全て余剰湯として利用可能かどうかについては、検討が必要と説明した。
 委員からは「余剰湯」の考え方について疑問が呈され、「利活用ありきではなく、過剰に出ているお湯、“過剰湯”をいかに抑制するかが大切ではないか。地下資源を守るということと利活用は分けて考える必要があるのではないか」といった指摘がされた。また、「モニタリングをしっかりすることが大切」「別府市は私有泉源も多く、個人情報の問題や個人資産価値の観点から、情報公開をしてもらうのが難しい」「民間も調査に参加し、情報を公開するメリットが必要ではないか」などの意見が出た。