日出町立大神中学校(深町勝幸校長)は「薬物乱用防止教室」を19日午後2時15分、同校音楽室で実施し、3年生36人が参加した。
教室は毎年行っており、学校薬剤師で日出町を拠点に「さとう調剤薬局」を運営している佐藤英隆代表が講演していたが、今回初めて参加型の学習(アクティブラーニング)で開催した。
大神中の宮永修治3年部学年主任が「昨年は講演会をしたが、佐藤代表と話し合い、生徒が一方的に話を聞くのではなく、生徒もいろんなことを調べて勉強し発表することで自分たちが学ぶ姿勢を保ってもらおうと考えました」とあいさつ。
佐藤代表の自己紹介後、6グループが今月に入ってから調べた「覚せい剤」「大麻」「有機溶剤(シンナー)」「たばこ」「医薬品のオーバードーズ(過剰摂取)」「エナジードリンク」について、危険性やその影響、防止策など調べたことを発表した。
佐藤代表が各グループの発表について講評し、大分県東部保健所の首藤佐織さんが感想を述べた。
最後に、生徒会長の本田大誠さん(14)が「今日は薬物について色んな事を教えてくださり、ありがとうございました。今回の薬物の調べ学習で改めて違法薬物が危険で絶対に使ってはいけないことや、身近にある薬物も使用法を守らないと危ないことを知ることができました」と感想を述べた。