ふるさと納税に2億5千万円

ふるさと納税で寄付をした山西社長(中央)、
受け取った長野別府市長(右)、
立会人の市原市議会議長(当時)(2月8日)

 28日に開業17年目を迎えるゆめタウン別府(寺下泰史支配人)。運営するイズミグループの経営理念である「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける。」のスローガンのもと、積極的に地域貢献活動を展開。コロナ明けの今年は観光別府におけるインバウンド等の入り込みにより売り上げも好調に推移している。
 3日のイズミの創業記念日に際し、10月19日から創業祭を開始。経営と地域貢献のバランスに努めている。主な活動や実績は次のとおり。
 △ふるさと納税※ゆめタウン別府を運営する株式会社イズミ(山西泰明代表取締役社長、広島県広島市)は2月8日、別府市役所で企業版ふるさと納税として、別府市に2億5千万円を寄付。新図書館の建設に役立ててほしいとした。
 ゆめタウン別府は、オープンから16年が経ち、地域や子どもたちに貢献できる取り組みを、と寄付を決めた。イズミではこれまで、企業版ふるさと納税で寄付などもあるが、過去最高額。市原隆生市議会議長が立会人として出席。
 山西社長が「コロナ禍で観光都市・別府は大変な痛手を受けていると思います。当社としても、別府市民でもある従業員が頑張ってくれていて、感謝しています。アフターコロナの中で、別府が動き出す時に少しでもお役に立ちたい。一緒にまちづくりをしていきたい」とあいさつした。
 △ワークショップ※ファミリーで楽しめる場所の提供という思いから、月2回体験型ワークショップイベントを開催。オリジナルのキーホルダーやキャンドルを作ってもらい親子の思い出つくりをお手伝い。
 △エール券販売(春、秋)※別府市のプレミアム商品券エール券の販売引換え会場を行なっている。
 △ヴェルスパ応援※別府を主な活動地域としたクラブチームヴェルスパ大分を応援。店内には横断幕、ディスプレイなどを設置。試合結果などを掲示するスペースを設けた。今後はグッズ販売や選手によるトークショーなども実施して、ヴェルスパと一緒に地域を盛り上げる。
 △防災フェア
 △共同支援センター※春に開催、障害者支援施設の商品販売会を実施。
 △自衛隊がやってくる※地域の安全を守る自衛隊と共同でイベントを開催。自衛隊車両の展示や制服を着て写真撮影、ガチャガチャでグッズをプレゼント。
 △いけばな展
 △健康寿命延伸イベント※別府市健康課の健康イベントを初めてゆめタウンで開催。簡易検査、医師への相談など健康寿命延伸のお手伝い。べっぴょんも来場予定。
 △献血※年間18回以上 献血車による献血活動のお手伝い。
 △もぐもぐチャレンジ※フードロスをなくすと同時に別府の子供たちの生活支援の活動。集まったシールは福祉協議会別府っ子応援アクション等へ寄付。
 △ペットボトル回収※SDGsの取り組み。ペットボトル、アルミ缶のリサイクル回収機械を導入。ペットボトル、アルミ缶を回収するごとにゆめポイントが貯まる。環境保全取り組みの一環。
 △保育七夕祭り※近隣の保育園児を招待して七夕の願い事をするイベント。
 △アメリカ研修※6月14日から8泊10日でアメリカ研修。全国のイズミ従業員の中から総勢23人が参加。シアトル、ロサンゼルスでショッピングセンターやスーパーマーケットを視察。小売業の先進国であるアメリカの販売方法や各企業の特徴を学んだ。