鬼石坊主地獄の泥で画材作製

フランスからの観光客も参加した

 2014年に設置され、色という視点から、地域の素晴らしさと、そこで生まれ育った自分の良さを再発見することが目的の「地域の色・自分の色」研究会(照山龍治代表)は「色あそび(地獄の泥で色を体験!)ワークショップ」を10月29日午前10時、鬼石坊主地獄で開催し、国内外の多くの人が参加した。
 同研究会が開発した鬼石坊主地獄の泥を使用した画材を使って絵や文字を書いてもらった。市内外の観光客のみならず、外国からの観光客も楽しみながら体験し、紙に書いたものが徐々に濃くなってきたものを持って帰った。また同研究会は血の池地獄・伽藍岳の泥などを使ったクレヨンなども作っている。
 参加者らからは「ありがとう」「普段は泥で書くことはなかったけど、大分に旅行に来た思い出ができたので、楽しい旅行になりました」「字の色が変化するのがとても面白かったです」などの感想が寄せられた。
 照山代表は「今回は、地域のものを活用したクレヨン作りなど『いつでも、どこでも、だれでも』できる『地域ぐるみいろあそび』に挑戦してみました。多くの人が『いろあそび』を通して、家族ぐるみ、地域ぐるみで、身の回りの自然や歴史文化に関心を寄せて、その素晴らしさを再認識していただければ幸いです」と話した。
 来年1月に血の池地獄で同様のワークショップを予定している。