別府溝部学園高校の食物科3年生42人が8日午前11時半、4年ぶりに中学の恩師や保護者を招いて、卒業発表会を開催した。
この日のメニューは、和食(ちらし寿司、筑前煮、ブリのかぼす柚庵焼き、だし巻き卵、ひじきの煮物、菊花大根の甘酢漬け、芋きんとん、天ぷら盛り合わせ、茶碗蒸し)。洋食(ほうれん草とベーコンのキッシュ、アボカドとサーモンのタルタル、かぼちゃとさつまいものスープ、鶏のグリエ)。中華(油淋鶏、くらげの和え物、海老のチリソース、シュウマイ)。デザートにモンブランを提供した。和食と中華はお弁当形式にし、洋食は生徒が給仕をした。
午前7時から調理をして、3年間の集大成を披露した。
参加した先生は「美味しいよ!」と生徒に声をかけ、母親の中には、我が子の成長に思わず涙する姿も見られた。
大野智瑛さん(18)は「今までの感謝の気持ちを込めて作りました。先生にも、今まで教えてくれた感謝の気持ちを込めて作りました。いつもより多くの量を作って大変でしたが、みんなで協力して良いものが出来ました。お母さんも美味しいと言ってくれました」。岩本紗季さん(17)は「成長した姿を見せられるように、頑張って作りました。前日から準備して、とても大変でしたが、お母さんがキッシュが美味しかったと言ってくれました」とそれぞれ話した。