令和5年秋季全国火災予防運動(9~15日)の一環で15日午前9時、ミス別府の堀口未来さん(24)を一日消防長に委嘱、園児の街頭啓発活動激励などを行った。
委嘱式は、別府市役所市長応接室で行われ、長野恭紘別府市長が堀口さんに委嘱状を手渡し、「一日消防長」のたすきをかけた。
長野市長は「秋の全国火災予防運動は本日までですが、別府市でも毎年行われてきた伝統的な啓発活動です。この時期は火災が起こりやすい気象状況で、別府は『鶴見颪(つるみおろし)』という特有の強い風が吹きますので大火にもつながりやすい状況。可愛い園児の皆さんを激励し、火災予防運動を多くの人に知ってもらいたいと思います」とあいさつ。
堀口一日消防長は、海の星幼稚園児が街頭啓発している秋葉神社南側歩道を訪れて激励。続いて、鉄輪保育園児35人が行っているドラッグセイムス別府やまなみ店に移動。そろいの法被とベレー帽を着用した鉄輪保育園児が「オブラディオブラダ」など4曲の鼓笛演奏した。終了後、園児は「僕たち、私たちは火遊びはしません」と決意表明をした。その後、堀口一日消防長は防火後方パトロールをして、市消防本部で本部や通信指令室見学をし、車両説明を受けた。
一日消防長の堀口さんは「これから寒い季節なので、ストーブやコタツなどの暖房器具の火の元を気をつけてほしいと思いますので、園児の皆さんと一緒に呼びかけていきたい。私はコンセントの周りの埃をこまめに取り除いて、火災にならないように気をつけています」と自身の予防活動などについても触れた。